東海林 洸太朗くん
ニュージーランド 名門現地高校
春休みを利用して、日本人の少ないニュージーランドの地方都市の中高一貫校に短期留学をされた東海林洸太朗君から、体験談をいただきましたので、ご紹介いたします。
ニュージーランドの高校の中で、毎年Top10(日本のセンター試験にあたるテストの平均点による)に入る中高一貫校に4週間留学をされ、終了後は校長先生より終了証もいただきました。
日本の学年末テスト終了後、4月の新学期までの4週間(内高校通学3週間)を現地高校の一員として過ごされました。ホームステイでは、留学先高校の校長先生の親友で、高校からも近い小学校の校長先生宅に滞在されました。
洸太朗君は、英語が好きで、英語を一生懸命話したり、吸収したりするだけでなく、滞在中、いつも笑顔を絶やさず、何に対しても、一生懸命に取り組む態度を示していたので、高校の先生方や、友人たち、そして、ホームステイ・ファミリーの方々からも、いつも、褒めていただき、更に皆さんからは、学んだり、楽しんだり出来る機会を、本当にたくさんいただきました。
洸太朗君が、今回の留学で、ニュージーランドの皆さんから、家族・学校の一員として、温かく受け入れていただいたことを考えると、英語を学び、話すことと同様に、現地の方々と接したり、現地で物事に取り組む姿勢も、本当に大切だということが、よく分かります。これから留学を考えている方も、是非、参考にされると良いのではと思います。
(次頁に、東海林 洸太朗君の体験談をご紹介いたします)
東海林 洸太朗くんの体験談
ニュージーランドの地方都市の私立高校で三月の上旬から四月の上旬にかけて短期留学をさせてもらいました。そこは都会というには静かですが、田舎と言ってしまうには賑やかな、しかしリラックスのできる落ち着いた町でした。外食ができたり、お土産を買えたり、日用品を買えるショッピングモール、映画館や歴史を学べる美術館や、オペラ・ハウスなど都会らしい場所もあれば、誰もが泳げる大きな川、子供たちが遊べる緑の多い公園、町を一望できる展望台がある山など静かな場所もありました。
留学ということ自体が初めての体験だったので、最初は緊張よりも不安のほうが大きかったです。周りが外国人ばかりということだけでなく、話しているのはもちろん英語のみ。
それなりの覚悟をもっていったはずなのにプレッシャーに押しつぶされそうになりました。それでもそうならなかったのは周りの生徒や先生がみんなフレンドリーで優しく接してくれたからです。三週間一緒にいて色々なことを説明してくれたバディーにはとても感謝しています。英語を学ぶには十分で最後には「もっとここにいたい!まだ帰りたくない!」と思うほどになっていました。それほど周りの環境はとてもよかったです。
私を泊めてくださったホストファミリーは、両親が学校の先生をしている三姉妹のお宅でした。最初、三姉妹の中にいきなり入り込むのにはとても抵抗がありましたが、みんな当たり前のように接してくれたので気持ちが楽になりました。学校の先生ということもありマオリのことや歴史などたくさんのことを教えてくれました。その他にも、料理を教えてくれたり、宿題を一緒に考えてくれたりと面倒を見てくれました。何事にも優しく接してくれてとても安心できました。
私が一番印象に残っていることは、ホストファミリーと向こうでは有名なトンガリロ山に連れて行ってもらったことです。六時間というとても長い時間をみんなで助け合いながら乗り切った後の達成感は忘れることができません。山を登りきるのは日本でもできるし同じ達成感ならいつでも体感できるだろうと思うかもしれませんが、海外でとなると全く違います。何を伝えるにもすべて英語で辞書も使えないような状況です。そういうことも含めた達成感です。これから先、同じ体感はなかなか得られないと思います。そう思うほど、素晴らしい体験をさせてもらいました。
留学先ではEvergreenや学校で習ったことがとても役に立ちました。これから先もっと英語を学んでいきたいと思っています。そのためにも、もっといろいろな分野を伸ばして、海外で通用する力をつけていきたいです。